Mission 02 畜産原料本部の急成長の裏側には、「他ができない付加価値を提供したい」というチャレンジスピリットがある。 高木和優

高木和 優

国内トップクラスの輸入量を誇る「畜産原料」

輸入の牛肉と豚肉を扱っているのが、僕の所属している「畜産原料本部」です。牛肉は主にアメリカ・カナダ・オーストラリアから、豚肉はアメリカ・カナダから輸入して、日本のお客様に販売しています。販売先は、ファミリーレストランやファストフードチェーンといった外食企業や、スーパーマーケットなどに並んでいる冷凍食品の製造メーカー、コンビニエンスストアなどさまざま。日本で肉を扱う飲食店・メーカー・小売店のほぼすべてが営業先です。
実は、牛肉も豚肉も、日本に輸入しているシェアは国内トップクラス。たとえば北米産冷凍牛肉に関しては、ここ数年で大幅に輸入量を伸ばし、今や国内の総輸入量の約30%ものシェアを占めています。あるお客様との1回の取引における輸入量は、ときに18トンのコンテナ150本分以上に及ぶことも。とてつもない物量を動かすという、ダイナミックな仕事に日々携わっています。

他社がマネできない「付加価値」を提供する

なぜ、双日食料がここまでシェアを伸ばすことが出来たのか。そのきっかけは、約15年前にさかのぼります。当時、畜産原料に関する取引実績がほとんど無かった双日食料において、突破口を切り開いたのが、僕の上司であるカリスマ部長でした。若き日の部長が目を付けたのは、これまでひき肉にしか使われていなかった部位。この部位をスライス肉として利用できるように試行錯誤を重ね、高品質かつ安価な商品を生み出しました。その新商品を武器に、新たなマーケットを切り開くべく奔走した結果、徐々に国内に浸透。他社が用意できない商品があることにより、双日食料は業界において頭角を現す存在になったのです。
他ができないことに果敢にチャレンジして、お客様に付加価値を提供する。その信念は、双日食料のすべての営業社員に受け継がれています。もちろん僕もその中の一人。「何か新しい提案を仕掛けてやる!」という野心を胸に、日々の業務と向き合っています。

高木和 優

目標は、アジアでの成長戦略の一翼を担うこと

双日食料は今、日本国内だけではなくアジア全体に目を向けていくという成長戦略を掲げています。僕の今後の目標は、その一翼を担うことです。以前、双日の海外拠点であるベトナムへ視察に行ったのですが、その際に感じたことは、まだまだ発展途上の国だということ。日本のように清潔で整った工場や設備はありません。ここにいち早く参入し、環境を整備することが出来れば、今後双日食料の畜産原料本部はさらに成長を遂げることができると確信いたしました。